医療機関からの紹介

本人の希望で

家族と一緒

物忘れ外来 受診

初診

問診による病歴聴取

問診票(DASC-21)を基に、これまでの経過を確認するため、ご家族またはご本人のことをよく知っていらっしゃる方からお話を伺います。この段階で、認知症に類似した症状がある精神疾患(うつ病、アルコール依存症、せん妄など)を除外します。

認知機能スクリーニング検査

HDS-R(長谷川式簡易知能検査)やMMSE(ミニメンタルステート検査)による検査をします。点数の高低だけでなく、答え方や検査に対する協力姿勢の有無、どの項目の質問がうまく答えられないのかを診ています。

心電図

認知症の薬には、不整脈などの持病がある方は服用できないものがあります。そのため、心臓疾患の有無を確認します。

画像検査

頭部のMRI(VSRAD)やCTの検査をします。
主な目的は以下の通りです。

  • 脳萎縮の程度の確認
  • 脳萎縮の部位を把握・特定
  • 正常圧水頭症、脳腫瘍などの有無を確認

病態によっては治療によって劇的に改善するものがあります。
また、MRI検査ではコンピューター解析(VSRAD)により、脳萎縮の程度が問題なさそうでも、特定の場所の萎縮が明らかとなり、診断ができることがあります。

再診

検査結果を伝え、必要に応じて薬物治療を開始

治療効果を確認した後、かかりつけ医で治療を継続していただきます。
認知症機能の再評価検査は、6~12ヶ月ごとに行います。

協力医療機関での検査

当院の検査で問題がないのに、症状が進行している場合などでは、RI検査(SPECT、MIBG心筋シンチグラフィ、DaT Scan)や脳波検査などの精密検査を協力医療機関(病院)で行うこともあります。